オカルト本のコレクション3,500冊分がオンライン公開予定
「オカルト」の語源は、ラテン語の「隠されたもの」という言葉である。一般的には、科学的な知識体系や伝統的宗教の枠組みからも外れた知識を指す。 オカルトと聞いただけでドキがムネムネ止まらないという人も多いだろう。そんな人に朗報だ。私のことだ。 世界にはオカルトに特化した図書館がある。その中でも有名な「リトマン・ライブラリー」のコレクションが、オンライン公開に向けてデジタル化の作業中であるらしい。スポンサードリンクアムステルダムにあるオカルト本の図書館"Bibliotheca Philosophica Hermetica" "Bibliotheca Philosophica Hermetica" (ヘルメス主義哲学文庫)は、アムステルダムにある私立図書館である。アムステルダムは、歴史的に信仰の自由、表現の自由で知られた街だ。 この図書館は、またの名を "The Ritman Library" (リトマン・ライブラリー)という。創設者のヨースト・リトマン氏は、成功を収めたビジネスマンであると共に、神秘主義に人生を奉げた人物でもある。その根本にあるのは、リトマン氏が16歳のときの体験だ。 「突然の、深い経験…全てのものはひとつであるという経験でした。一瞬にして私にもたらされた気づきは、起源と創造の間、神と宇宙と人間との間には、深遠なるつながりがあるということです」 リトマン・ライブラリーの所有する、ヘルメス主義(神秘主義的な古代思想)に関する文献の量は世界でも有数だ。その数、2万3千冊以上。手書きや活版の豊…